こんにちは、つきです。
看護師として働いてスキルが身についてくると、次のステップに進もうと考えたりしますよね。
キャリアアップもいいけど英語も得意だし、海外にも興味がある。
そんな時、青年海外協力隊の看護師が気になったりしませんか?
nsさん
そんな疑問を持ってるあなたに、実際に青年海外協力隊として働いた看護師さんにお話を伺ったので、参考にしてみてください。
青年海外協力隊に参加した経緯や仕事内容、良かったことや大変だったこと。看護師としてのどんな分野の経験が必要なのかを聞いてみたので紹介したいと思います。
目次
青年海外協力隊に参加した看護師の体験談
青年海外協力隊に参加した理由や経緯は?
海外で生活をしてみたかったことや、海外で看護師をしてみたかったからという二つの理由から参加しました。
看護学校の時は日赤の看護学校であったため、災害看護や途上国での看護という話を聞くことが多かったですし、とても興味を持っていました。
しかし、看護師の資格は日本だけのもので、海外で医療行為をすることはとても難しく認められません。
看護師としての立場を活かして海外へ行く場合、他にもNGOなどの団体がありますが、どこも条件が厳しかったです。
英語が話せなくてはいけないという場合もありました。
いろいろな条件を比較していくうちに、海外で看護師として参加する方法は、私には青年海外協力隊で看護師として参加するのが一番合っている思いました。
つき
青年海外協力隊の看護師としての仕事内容は?
私は子供病院に派遣をされました。
そこで新しい病棟を作るための活動をしてほしいという病院側の希望がありました。
新しい病棟を作るといっても、派遣先の国の事情もよくわからず、どんな病棟を期待しているのかも全く分かりませんでした。
そこで、まずは色々な病院を見学させてもらうことから始めました。
同じ病院の看護管理職のスタッフを一緒に連れて、色々な市内の病院・病棟を見て回りました。
そして色々な病院の良いところを少しずつ取り入れながら、新しい病棟づくりに励みました。
新しい病棟が出来てからは、その病棟の看護師として、他の看護師と一緒に働きました。
言語の問題、習慣などの問題もありましたが、一緒に働くことでその国の医療事情が分かりました。
つき
青年海外協力隊の看護師として活動された方の、他の活動内容も調べてみました↓
- 地域の中核病院で、看護業務を通して、医療事故や院内感染防止、患者中心ケアを病院スタッフに指導
- 県病院のICUで、看護技術で看護技術の向上や看護ケア改善のための指導
- 地域の保健センターや村落部を巡回して、住民への生活習慣病予防のための啓発活動
- 看護の専門学校で、同僚とともに実習を中心に学生を指導
こういった仕事内容を要請されることもあるようですね。
青年海外協力隊に参加して良かったことは?
参加してよかったことは、やはり人生の中でなかなかできない経験をすることが出来たことです。
私が参加した国は、私の希望していた国ではありませんでした。
しかしながら、私のこれまでの看護師の経験歴を見て配属先が選ばれたのだと思います。
振り返ってみると、これでよかったのではないかと思っています。
おかげで、これまで全く興味のなかった国の言語や習慣を学ぶことが出来ました。
そして何より、現地に住み込んで色々な人の助けを借りながら生活できたことは、とても良い経験になったと思っています。
途上国の生活は決して簡単ではありませんでした。
しかし、そこで得た順応性や適応力というのは、今でもとても役に立っていると思います。
つき

青年海外協力隊に参加して大変だったことは?
私が派遣された国は、イスラム教の国でした。
そのため、女性が一人で外に出るということ自体が大変でした。
私は首都に住んでいたため、地方の隊員よりかは通勤や活動がしやすかったと思います。
その他にも、日本で言語をある程度勉強してから派遣されましたが、それでも生きた言語を習得するまでには少し時間がかかりました。
自分が言いたいことは言えるけれど、質問を理解できないこともありました。
病院では専門用語も使用され、病名などはそのまま英語で言われることが多かったですが、症状を聞くときにどのように質問をすればいいのか分からず言葉の面での苦労が絶えませんでした。
それでも、現地の方々も一生懸命に理解してくれようとしたので、私は2年間の派遣期間を全う出来たのだと思います。
つき
青年海外協力隊に参加するために、取得しておいた方がいい資格や経験はある?
看護師の国家資格がなければいけませんが、認定や専門といった資格は必要ないと思います。
知識としては看護について全体的に広くあったほうがいいですが、やはり手術室や小児といった特殊な分野の経験があると参加しやすいと思います。
つき
青年海外協力隊の看護師になるには、他に何が必要なのかも調べてみました↓
- 看護師の国家資格が必要。
- 実務経験年数は3年以上(派遣時点)、より専門性が求められる場合は5年以上が望ましい。
- 要請内容によって、特定疾患や部署での知識や実務経験、プライマリ・ヘルスケアや母性保健、整理・整頓・清掃・清潔・躾についての体系的な知識や経験、糖尿病療養指導士資格等が求められる。
こういった経験や知識を取得しておく必要があるんですね。

まとめ
青年海外協力隊に参加された看護師の体験談をお話ししてきましたがいかがだったでしょうか?
今回、実際に体験された方は2年間途上国で、新設病棟の立ち上げや看護をされてこられたんですね。
青年海外協力隊に参加してみたい気持ちはあっても、実際に実行に移すのって勇気がいりますよね。
でも、日本ではできない経験だったり、派遣された国の実際の医療事情を知ることができ、貴重な経験ができるんですね。
なかなかできる経験ではないので、今後日本で看護師として働いていく上でも活かせそうですね。
もし青年海外協力隊に興味があるけど迷ってるなら、参加してみてはどうですか?
最後まで読んでいただきありがとうこざいました。
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