こんにちは、つきです。
病院で働いていると、認知症の患者さんってよくいらっしゃいますよね。
高齢化が進んでいる現代では、今後もっと増えていきそうですよね。
そうすると、認知症患者さんの対応は今よりもっと増えていくと予想されます。
認知症患者さんの対応をしていると
nsさん
こんな風に認知症看護についてもう少し勉強してみたいなと思ったりしませんか?
そんな時、認知症患者患者さんの看護ついての勉強もできてキャリアアップもできる、認知症看護認定看護師の資格について気になったりしませんか?
でも・・・
nsさん
こんな風に、資格取得にかかる費用って気になりますよね。
他にも・・・
nsさん
と休職期間の心配もありますよね。
そんなあなたに、認知症看護認定看護師の資格の取り方や費用のことなどを紹介していきたいと思います。
認知症認定看護師ってどんな資格?
まず、認知症認定看護師の資格についてお話ししていきます。
認知症認定看護師とは認知症看護分野において、熟練した看護技術と知識を用いて水準の高い看護実践ができる者に与えられる資格。
次に、認知症看護認定看護師の役割は・・・
役割
- 【実践】個人、家族および集団に対して、高い臨床推論力と病態判断力に基づき、熟練した看護技術を用いて水準の高い看護を実践する。
- 【指導】看護実践を通して看護職んい対し指導を行う。
- 【相談】看護職に対しコンサルテーションを行う。
認知症看護認定看護師の知識や技術については下記ものができるようになります。
認知症看護認定看護師の知識・技術内容
- 認知症の症状マネジメント及び生活・療養環境の調整
- 認知症の病期に応じたコミュニケーション手段の提案と意思決定支援
- 家族への心理的・社会的支援
- 身体所見から病態を判断し、抗痙攣剤の臨時の投与、抗精神病薬の臨時の投与及び抗不安薬の臨時の投与ができる知識・技術
認知症患者さんは退院後の生活が大変ですから、在宅に帰るにしても施設に入るにしても家族の支援は必要になってきますよね。
認知症の患者さんだけでなく看護師や家族にとっても、頼りになる存在になりますね。
どうやって資格を取るの?
では、どうやって認知症看護認定看護師の資格って取っていくのかをお話ししていきますね。
まず日本国の看護師免許を持っていないといけません。
そして看護師免許取得後、実務研修が通算5年以上あり、うち3年以上は認知症看護分野の実務研修が必要です。
これらが揃って、やっと認知症看護認定看護師の認定看護師教育機関に入学できる権利が得られます。
認定看護師教育機関に入学するには入試選考に受からないと入学できません。
入試内容
- 書類審査
- 認知症看護分野の試験
- 面接
- 小論文(2020年より開始される特定行為研修を組み込んでいる教育機関では、小論文はありません)
認知症看護認定看護師の教育機関の場所はこちらになります↓
2019年現在、下記の教育機関で教育を受けることができます。
- 北海道医療大学 認定看護師研修センター【北海道】
- 獨協医科大学SDセンター【栃木県】
- 高崎健康福祉大学実践開発センター 認定看護師教育課程【群馬県】
- 聖路加国際大学 教育センター【東京都】
- 湘南医療大学 認定看護師教育センター【神奈川県】
- 石川県立看護大学付属看護キャリア支援センター【石川県】
- 山梨県立大学看護実践開発研究センター【山梨県】
- 長野県看護大学看護実践国際研修センター【長野県】
- 三重県立看護大学地域交流センター【三重県】
- 兵庫県看護協会認定看護師教育課程【兵庫県】
- 島根県立大学出雲キャンパス看護栄養交流センター【島根県】
- 学校法人澤田学園 松江看護キャリアセンター【島根県】
- 熊本保健科学大学キャリア教育研修センター 認定看護師教育課程【熊本県】
各教育機関は定員があり、定員数は10~35人位です。
開講月は4月~8月で講期間は6ヶ月~10ヶ月になります。
※教育機関によります。
上記の認知症看護認定看護師の教育機関を修了すると、やっと認定看護師認定審査を受けることができます。
認定看護師の教育機関の費用はいくらかかるの?
では、認知症看護認定看護師の教育機関に通うにはどれくらいの費用が必要になってくるかについてお話ししていきます。
教育機関入学前
・入試費用→50,760円
教育機関入学後
・入学金→約50,000円
・授業料→約700,000円
・実習費→約100,000円
※教育機関によって授業料は違います。
教育機関終了後
・認定審査費→50,760円
・認定費用→50,760円
上記が認定看護師の資格を取る時に必要な費用で、全部で約100万円位の費用は必要になってきます。
結構、認定看護師の資格取るのって費用かかりますよね。
ただ、認定看護師の教育機関に通ってる間の生活費や交通費、家が遠い人なら家賃などもかかってくるので、資格取得費用とは別に100万位は用意しないといけないでしょうね。
そんなにお金かかると大変ですよね。
そんなあなたに、奨学金についてもお話ししておきたいと思います。
まず、勤めている病院の支援がある場合があります。
病院の支援制度
- 教育機関に通ってる間、有給扱いで資格取得費全額支援。
- 資格取得費一部支援。
- 休職扱いで一部有給。資格取得費は個人負担。
※勤めている病院によって支援制度は違います
つき
ただ支援が十分でなく、これでは資格取得できないという場合もありますよね。
そんな時は、奨学金制度の利用も考えてみてもいいですね。
奨学金について日本看護協会の奨学金制度
- 認定看護師教育課程奨学金(貸与):貸与額120万円以内
自治体の奨学金制度
- 看護職員修学資金等貸付金など(自治体による)※ない所もあります
支援制度や奨学金制度を上手く使って、お金の心配が少しでもなくなるといいですね。
認知症看護認定看護師の審査ってどんなことするの?
認知症看護認定看護師の審査はどうやって受けるかについてお話ししていきます。
申請方法
- web申請『資格認定制度 審査・申請システム』
- 審査料50,760円の振込
- 書類提出
上記の3つの手続きを行います。
審査方法
- 筆記試験(マークシート方式・四肢択一)100分。
- 筆記試験会場は全国5会場で行われます(宮城会場・東京会場・愛知会場・大阪会場・福岡会場)
- 試験は毎年1回実施されています。
審査結果
審査合否は『資格認定制度 審査・申請システム』にて個別に発表され、合格者は認定登録手続きを行われます。
認定審査を合格したら、認定料50,760円の振込をし、『資格認定制度 審査・申請システム』で認定登録情報の確認や公開情報の登録を行います。
認知症看護認定看護師の認定後5年ごとに更新審査があります。
認定看護師は、認定後も看護実践や学会参加、研究発表などの実績を積んでいく必要があります。

まとめ
認知症看護認定看護師の資格の取り方や費用のことなどを紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
認定看護師の資格を取るには、資格取得するまでに実務研修期間が必要だったり、教育機関での教育を受けないといけなかったりと本当に大変ですよね。
費用や生活も変わってくるので悩むかもしれませんが、認知症看護に関しての知識が深められます。
そして何より、認知症看護のエキスパートとして看護師や患者さんの指導にあたるなど、今よりもっと看護師としての仕事の幅が広がりそうですね。
認知症看護認定看護師の資格は、どの病院に行っても重宝される存在です。
今後、転職を考えたときにも転職に有利な資格だと思います。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
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